カタログギフトの期限が切れるとどうなる?

カタログギフトが期限切れになってしまっても、柔軟に対応してもらえる会社もあります。そのため、万が一の時には、早めに連絡をしてみましょう。しかし、期限が切れたからといって返金してくれる会社はありません。

カタログギフトの有効期限

最近では、結婚式の引き出物や香典返しなど、さまざまなシーンでカタログギフトが使われるケースが増えてきています。カタログギフトは自分で商品を自由に選べることから大変人気がありますし、贈る側も商品を選ぶ手間が省けるというメリットがあります。しかし、せっかくいただいたカタログギフトを、一生懸命選んでいたのにうっかり交換を忘れて期限切れになってしまったという方は少なくないのではないでしょうか。そんな時には、期限が近付いた時に知らせしてくれたら大変ありがたいと誰もが思うところでしょう。

結論からいうと、期限切れになった場合でも柔軟に対応してくれるところと、完全に無効となってしまうところがあります。これは、該当するギフト会社のシステムに、「資金決済法」と呼ばれる法律が適用されているかいないかによって異なります。資金決済法が適用されているカタログギフト会社は、だいたい半年以上という長めの有効期限が設定されていることが特徴で、有効期限が過ぎれば完全に無効となってしまいます。例えば、シャディなど大手企業は、ほとんどがこちら側といって良いでしょう。

一方、資金決済法が適用されていないカタログギフト会社は、会社が独自にギフト券を発行しているものなので、会社の判断で期限切れになっても柔軟に対応してもらえることがあります。こちらは、3か月や6か月と、短めの有効期限であることが特徴です。ただし、有効期限が短くても期限切れとなれば無効としているところもあるので、念のため確認してみる必要があります。

期限間近のサービスがある会社も

とはいえ、例えば前出のシャディなどは有効期限が過ぎれば無効となってしまうわけですが、期限が切れてしまう前に何らかのサービスを行っています。これはシャディのフォローシステムと呼ばれるもので、有効期限間近になったら督促ハガキを送ってくれるので、せっかくのギフトを無駄にしてしまうことはないでしょう。また、送り主に対してもきちんと相手側にお届け済みであることが通知されるので安心です。他にも、リンベルも大手カタログギフト会社の一つですが、リンベルには安心保証サービスというものがあります。リンベルは有効期限が1年と長めなのですが、このサービスを使えば、万が一期限切れとなった場合にも何らかの対応をしてもらえます。もしもカタログギフトを贈る立場となった場合には、このようなサービスが付いている会社を選ぶのも賢い選択といえるのではないでしょうか。

期限切れに気付いた時

そして、もしも自分がうっかり頼むことを忘れて期限切れになってしまったら、有効期限を確認してみると同時に、出来るだけ早めに電話で問い合わせてみると良いでしょう。それほど期限が過ぎていなかった場合には何の問題もなく希望の商品を送ってもらえることもあります。また、有効期限と同時にカタログそのものがリニューアルされたといった場合には、商品が手配できないなどの理由で、違うカタログが送られてくるということもあるでしょう。ともかく、せっかくいただいたものなので、贈り主の気持ちも考えて早めに対応することが必要です。

さらに、期限切れとなった場合、本人が頼んだ覚えのない商品が届くというケースがあります。これはカタログギフト会社のサービスの一つで、期限が過ぎても申し込みのない場合に、送り主に連絡がいくようになっているものです。連絡を受けた送り主は、気に入ってもらえそうな商品を選んで、相手に送ってもらうよう指示をするわけです。つまり、送り主には余計な手間をかけさせてしまっていることになります。また、このケースでは、送り主自身に商品を送ることができる場合もあります。

しかし、まったく融通の利かないシステムのカタログギフト会社であった場合、期限切れ状態で申し込むと、「期限切れのため無効になりました」などといった連絡のみがくることになります。

返金はしてもらえるのか

もしも特に欲しいものがなくて有効期限も切れてしまった場合、返金してほしいと考える人もいることでしょう。しかし、残念ながら返金については柔軟に対応している会社はほとんどありません。これは、カタログギフトというものが前金システムであることから致し方ないことということもできます。

まとめ

  • ・カタログギフトの有効期限は2パターンある
  • ・期限間近にお知らせしてくれるところもある
  • ・期限切れに気付いたら速やかに連絡を
  • ・返金はどの会社もほぼ不可能

人気のカタログギフトには有効期限があり、期限切れを防止するために行っているギフト会社のお知らせサービスもあります。しかし、せっかくの贈り主からの気持ちに応えるためにも、うっかり忘れることのないよう、早めに申し込みたいものです。そして、万が一期限が切れてしまったら、返金は期待できなくとも早急にギフト会社に連絡してみることが大切です。

「2017年現在」