退職される方にカタログギフトを

最近では、贈られる側が商品を選ぶことが出来るため、贈り物の重複を避けることが出来たり、好みのものを選んで貰えたりするという理由から、様々な場面での贈り物としてカタログギフトを贈る方が増えています。そうした多種多様なニーズに応えるため、結婚式の引き出物、出産祝い、内祝い等々実に様々な状況に合わせたカタログギフトが用意されています。
こうした流れを受けて「退職祝い」にも、カタログギフトを考えている方も多いのではないでしょうか?退職祝いとしてカタログギフトを贈る際のマナーや注意点などについて見てみることにしましょう。

カタログギフトは退職祝いとしても使える

カタログギフトは退職祝いとしても使える

まずは、定年退職祝いとして人気がある贈り物について確認しておきましょう。
定年退職を迎えた方への贈り物として定番品という印象が強い名入れ商品ですが、やはり人気が高いようです。対象となるのは、お酒、湯飲み、グラス、フォトフレーム等々色々な物に名前や簡単なメッセージを入れることが出来ます。確かに自分の名前とメッセージが入れられたグッズやお酒は唯一無二のもので特別感があります。
花束も定番の贈り物として、これまでの労を労って、新しい人生のスタートへ向けてのお祝いの意味を込めて贈られています。
また、旅行券などのギフト券も贈られることが多いものです。定年退職を迎えて時間的なゆとりが出来るケースが多くなりますので、ゆったりと旅行に出かけてこれまでの労を労う贈り物としてピッタリと言えそうです。

最近では、こうした定番の贈り物以外に、贈られる側の嗜好やニーズに合わせて商品を選ぶことが出来るカタログギフトを退職祝いとして贈る方も増えて来ています。
名入れ商品は名前やメッセージが入っていますので、贈られた側の好みに合わないものだった時に、とても困った贈り物になってしまう可能性もゼロではありません。会社の同僚や後輩達の感謝の気持ちがこもっているものであれば、尚更ぞんざいに扱うことは出来ませんよね。
旅行券などのギフト券もフットワークの軽い方にはピッタリの贈り物かもしれませんが、そうでない方にとっては金券ショップ行きになってしまう可能性もあります。
贈り物は相手の趣味や嗜好に合ったものである必要がありますので、そうした意味でもカタログギフトは、退職祝いにもピッタリの贈り物と言えます。

定年退職以外にも、他の理由で退職される方がいます。主な理由として転職退職、結婚退職や出産退職があります。その場合は退職理由に相応しいカタログギフトを選ばれることをお勧めします。

カタログギフトの相場に注意

カタログギフトの相場に注意

退職祝いとしてカタログギフトを贈る際には、どんな点に注意して贈ればよいのでしょうか?
定年退職祝いの場合は、贈る相手は仕事の上司であったり、先輩であったりすることになりますので、失礼のないように気を付けたいものです。
最近は昔ほど、贈り物のタブーを気にする方は多くはありませんが、人によっては気にする方もいますので、まずは贈る相手がそういうことを気にする方かどうか確認しておいた方が良いでしょう。せっかくの退職祝いの贈り物ですので、相手に気持ちよく受け取ってもらうためにも大切なマナーと言えるでしょう。

ご参考までに年長者への贈り物として一般的にNGと言われている贈り物にはどんなものがあるか確認しておくことにしましょう。
やはり、年配者だという印象を与えてしまう 「老眼鏡」、「ルーペ」、「杖」などはNGになります。また、縁起が良くないと言われる「包丁」、「はさみ」や香典返しとして使われることの多い「お茶」、「海苔」なども避けた方が無難です。
他には目上の方に対して失礼な贈り物として「足で踏む」ものはNGになります。「スリッパ」、「靴下」などはこうしたものに該当します。また、「もっと勤勉に働くように」という意味合いのある「万年筆」、「腕時計」なども目上の人に贈るのは失礼な贈り物とされています。
ただ、現在では、相手の好みを優先させる傾向もありますので、贈る相手によって必ずしもNGという事ではありません。けれども、こうした礼儀を大切にしている方もいますので、これらのことを踏まえた上で、カタログギフトを選ばれると良いでしょう。

また、あまりに安価な価格帯のカタログギフトはNGになります。もちろんこうした相場は退職される方との関係によって決まって来ます。
同僚、友人、知人であれば3,000円~5,000円が相場になります。お世話になった上司や先輩の場合は5,000円~10,000円を目安にされると良いでしょう。自分や配偶者の親には10,000円~30,000円程度となります。
けれども、これらの相場はあくまでも目安でしかありません。親しさの度合いによって幅があります。あまり接点のなかった同僚と、一緒に仕事をする機会の多かった同僚では感謝の気持ちやお祝いの気持ちというのは違ってくるものです。
けれども、定年退職をされる方には親密度の違いはあるにしても、感謝と敬意をこめてより良いものを贈られることをお勧めします。
3,000円のものを10個贈られるよりも、30,000円のものを1個贈られた方が退職記念の品物としては良いのではないかと思いますので、周囲の人と相談されてお金を出し合ってプレゼントされることを検討してみてはいかがでしょうか?
せっかくの退職祝いですので、相手に喜んで頂けて退職記念になるようなカタログギフトをお贈りしたいものですよね。

熨斗の表書き・水引のマナー

熨斗の表書き・水引のマナー

退職祝いを贈る際の最後の仕上げともいえる「熨斗の表書き」や「水引のマナー」にはどんなものがあるか確認しておくことにしましょう。
せっかくの贈り物も、熨斗の表書きや水引のマナーを知らなかったために、全てを台無しにしてしまうこともありますので、注意が必要です。

水引には「結び切り(本結び)」と「蝶結び(花結び)」の2種類があります。それぞれに意味がありますので、使う場面が決まっています。
「結び切り」は、繰り返し行なわない、あるいは繰り返し起こさせない、つまり二度と起こらないないようにという意味が込められています。結婚式でのご祝儀袋は離婚したりすることがないように「結び切り」を使います。
これに対して「蝶結び」は繰り返し何度も解いたり、結んだりすることが出来ますので、何度も良いことや喜ばしいことが起こるようにという意味が込められています。出産祝いなどにはこの「蝶結び」を使います。
それでは、退職祝いにはどちらを使うのでしょうか?定年退職は基本的に1回限りですので「結び切り」と思ってしまうかもしれませんが、定年退職祝いの場合も「蝶結び」を使います。それは、定年退職を迎えて新たな人生をスタートさせることをお祝いする意味が込められているからです。

次に、熨斗の表書き方についても確認しておくことにしましょう。

これまでは、定年退職の方へ向けた贈り物の表書きとして「御祝」と書かれる方が大半でした。けれども、最近はヴァリエーションが増えて来ています。これまでお世話になった感謝の気持ちを込めて「感謝」と書かれる方や、「ありがとう」と書かれる方もいます。
定年退職以外の理由で退職される方には「御祝」の表書きを使うことはありませんので、これまでの感謝の気持ちを込めて「感謝」や「ありがとう」と書かれると良いでしょう。
また、熨斗の名前を書く際には複数の場合は「○○一同」と書くのが一般的です。3人以下の連名で書く場合は、右側から目上順に名前を書いていくようにしましょう。そうは言っても、どちらが目上か判断に迷ってしまうこともあると思いますので、そのときは無理に連名にしてしまって失礼なことをしてしまうこともありませんし、無理に連名にする必要はありませんので「○○一同」と書かれることをお勧めします。

リンベルでは、カタログギフトを贈られる際にご依頼頂ければ熨斗のサービスも、もちろん行わせて頂いています。
退職の贈り物として相応しいカタログギフトもご用意していますので、贈り物を選ぶのに迷ってしまったなら、贈られた方が商品を選ぶことが出来るカタログギフトを贈り物として考えてみてはいかがでしょうか?30種類以上のカタログギフトの中からお選びいただくことが出来ますので、どうぞお気軽にご相談お問い合わせ下さい。