カタログギフトを割引価格で購入する場合の注意点

ギフトをもらった側が、欲しいものを自分で自由に決定できるカタログギフト。贈る側にとっても贈られる側にとってもメリットが大きいギフトとして、さまざまなシーンで使われています。

そんなカタログギフト、ネットで購入しようと思って探していると……激安をうたう商品に出会ったことはありませんか?人に贈るものとはいえ、内容がそれほど変わらないのであれば、価格が安い方が嬉しいのも事実!ついつい手が伸びる……という方も多いのかもしれませんね。

とはいえ、カタログギフトを割引価格で購入することには、リスクもあります。具体的なポイントを3つ紹介するので、割引されたカタログギフト購入を検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。

リスク1「掲載されているアイテムの品質が低い恐れがある」

リスク1「掲載されているアイテムの品質が低い恐れがある」

カタログギフトを発行する会社は、ギフトのやり取りを行う上で、手数料を取って儲けを出す仕組みになっています。

カタログギフトは、贈り手が価格を決定し、購入することになります。カタログに掲載されているのは、その価格内で購入できるアイテムのみ。販売店は、カタログ販売価格と品物の価格の差額を受け取ることになります。とはいえ、カタログを作ったり、商品を送付したりするためにも、予算はかかります。こうしたバランスを細かく調整した上で、カタログギフトという商品が成り立っているというわけですね。

カタログギフトを割引して、さらにそこから儲けを出そうと思えば、カタログに掲載されているアイテムの費用で調整するしかなくなってしまいます。

もちろん「割引されたカタログギフト=低品質」という図式が、必ずしも当てはまるわけではありません。しかし大手が発行している、割引されないカタログギフトと比較すると、以下のようなリスクはあります。

  • ・掲載されているアイテム数が少なく、交換したいと思えるアイテムが見つからない
  • ・気に入った商品が品切れだと言われてしまう

カタログギフトは、そのほかのギフトとは違い「購入すればそれで終わり」というわけではありません。いわば「同等の商品と交換できる権利を購入する」という仕組みになっています。権利の価格の割引率にばかり目を向けていると、その後の商品交換の際に、「こんなはずじゃなかった!」と感じてしまう可能性もあります。

ただ安いからと飛びつくのではなく、普段以上に、その品質について厳しくチェックする必要があると言えるでしょう。

実際にカタログに掲載されている商品を事前にチェックできるのであれば、ある程度は安心できます。一方で、中身についてほとんど情報が公開されていない場合には、リスクばかりが大きくなってしまいます。どれだけ安さを強調されていても、その中身について信頼し、購入するのは難しいかもしれません。

割引されたカタログギフトは、インターネット中心に多く販売されています。デジタルのカタログで事前チェックが可能かどうか、確認してみてください。

リスク2「会社としてのサポートが充実していない恐れがある」

リスク2「会社としてのサポートが充実していない恐れがある」

カタログギフトを割引販売するためには、さまざまな企業努力を行う必要があるでしょう。会社によっては、カタログに掲載するアイテムの質は一定レベルを確保する一方で、その他の人件費・サービス費用を削るというスタイルを選択することもあります。

カタログギフトでは、カタログから好きなアイテムを選んだら、それを会社側に伝え発送してもらうことで取引が完了します。しかし割引されたカタログギフトの場合、サービスの簡略化により、以下のようなデメリットが発生する可能性も高くなります。

  • ・交換方法が指定されていて、使いにくい
  • ・商品交換期間が、短く設定されている
  • ・商品について問い合わせをしたいのに、サービスセンターに電話がつながりにくい
  • ・商品交換が、スムーズに行われない

カタログギフト業界にも、大手と言われる企業がいくつも存在していますが、こうした企業のほとんどは、自社のカタログギフトを割引価格で提供することはありません。価格の安定化が、サービスの安定供給の秘訣になっていると言えるでしょう。

一方で、まだまだ歴史の浅い会社や、規模の小さな会社は、こうした大手市場に切り込むために「低価格」というメリットを打ち出そうとします。

購入する側にとっては、低価格は非常に大きな魅力ではありますが、やはり大手のような、安定したサービスを期待するのは難しくなってしまうのかもしれませんね。

こうしたサポート面でのリスクは、購入前のチェックが難しいポイントでもあります。過去に実際に購入した方の口コミなども参考にしながら、安心して購入できるかどうか、判断してみてはいかがでしょうか。

リスク3「値引きの理由を、自分自身で確認できない」

リスク3「値引きの理由を、自分自身で確認できない」

さて、割引価格でカタログギフトを購入する際の注意点で、もっとも重要なのがこちらです。ぜひ頭に入れておいてください。

世の中の流通には、さまざまな仕組みが関わっています。商売の基本は儲けを出すことであり、それはカタログギフト業界においても例外ではありません。

つまり「安いものには、何か理由がある」と考えるのが普通なのです。

もちろん、その安さの理由が、必ずしもネガティブなものであるとは限りません。以下のようなケースも、実際に存在しています。

  • ・同一のカタログギフトを大量に供給することで、低価格が実現した
  • ・掲載アイテムの仕入れルートに工夫して、中間マージンを削減できた
  • ・会社の知名度アップのため、採算度外視で数量限定割引を実施した

これらのカタログギフトを割引価格で購入できれば、非常にお買い得であると言えるでしょう。しかし残念ながら、本当にお買い得であったかどうかを見極められるのは、ギフトの贈り手ではなく受け取り手なのです。

カタログギフトを割引価格で購入できて、メリットを実感できるのは贈り手です。しかし割引の理由が、「掲載商品の乏しさ」や「サービスの不親切さ」であったとしたら、そのデメリットを実感するのは、受け取り手となってしまいます。

贈り手にとっては、カタログギフトを購入し、相手に渡せばそれで業務が完了するかもしれませんが、受け取った側の取引は、そこからスタートしていきます。その後、何らかの不都合が発生したとしても、贈り手側に通知されることはありません。

相手のことを思って選んだはずのギフトで、もしかしたら相手を不快にさせてしまうことがあるかもしれない……。高割引率をうたうカタログギフトを選択する場面においては、こうしたリスクについても、頭に入れておくのがオススメです。

カタログギフト選びは、品質や安心にも目を向けて

カタログギフトは、その性質上、複数まとめて発注するケースも多いものです。全体のコストを考えると、「少しでも割引があれば助かるのになぁ」と思う気持ち、よくわかります。とはいえ、割引率だけにこだわってカタログギフトを選択すると、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性もあるので、十分に注意してください。

デパートでも百貨店でも、セール品には何らかの理由があるものです。カタログギフトの割引についても、同様のことが言えます。気持ちを込めて贈るものだからこそ、慎重に判断するのがおすすめです。

割引されたカタログギフトを購入する場合には、なぜ割引されているのか、その理由に注目してみましょう。割引されていても、品質や安心が確保されていると納得できれば、本当の意味でお買い得なギフトだと言えるのかもしれませんね。

カタログギフトの種類が豊富になっている今、「どれを選べば良いのかわからない!」と悩む方も少なくありません。このような場面で「低価格」を売りにする商品を目にすれば、つい引き寄せられてしまうこともあるでしょう。

とはいえ、ギフト選びは相手との絆を大切にするための、重要な儀式でもあります。大切な相手に贈ったあとのことも考えて、ベストなカタログギフトを選択してみてください。品質の高いカタログギフトを選択できれば、それがきっかけで、お互いの絆が深まることも考えられます。