体験型カタログギフトとは?
ギフトを贈りたいけれど、何を贈れば喜んでもらえるのかわからない……。
こんな悩み、誰もが一度は抱えたことがあるのではないでしょうか。
近年では、こうした悩みにもスマートに対応できる「カタログギフト」が人気を集めています。とはいえこのカタログギフト、目にする場面が増えたことで、「個性がないギフト」として捉えられてしまうこともあり、注意する必要があります。
せっかく贈ったのに、ネガティブな感情を抱かれてしまうのは、非常に残念なことだと言えるでしょう。
こんなときにオススメしたいのが、新たに登場してきた「体験カタログギフト」です。
体験カタログギフトとは、いったいどのような特徴を持つギフトなのでしょうか。
気になる中身や、オススメの贈り先などについて、詳しく紹介していきます。
体験カタログギフトは、「品物」ではなく「体験」を贈るもの

従来のカタログギフトは、贈り手がカタログをチョイスして、贈られた側がそこに記載されたアイテムの中から、自分で欲しいものを選んで送付してもらう、というスタイルでした。
- ・カタログに掲載されている中から、欲しいものが選べる
- ・大きくてかさばるようなものでも、注文しやすい
- ・自分が欲しいタイミングに合わせて行動できる
これらのメリットがあり、カタログギフトは非常に人気のギフトとなりました。
とはいえ、カタログに掲載されるアイテムには限りがあります。
多くの場面でカタログギフトがやりとりされるようになった今、以下のような悩みを抱える方がいるのも事実です。
- ・せっかくもらったけれど、カタログの中から欲しい物が見つからない
- ・これ以上家の中の物を増やしたくない
- ・目新しさを感じられず、カタログを見てもワクワクしない
- ・欲しいものが見つからないまま、期限が迫ってくる
カタログギフトを贈る「喜び」の一つは、「カタログの中から欲しいものを探す」というワクワク感でもあったはず。
しかしカタログギフトの新鮮味が薄れるにつれて、こうした楽しみ方も少なくなってしまったのですね。
ここで登場するのが、体験型のカタログギフトです。
体験型の特徴は、「品物」ではなく「特別な体験」を相手にプレゼントする、ということです。「コストが気になってできないけれど、実はやってみたいこと」が、きっと誰にでもあるはずです。
こうした「体験」をギフトとして贈るという商品で、画期的なギフトとなっています。
体験を贈る方法とは?
「体験を贈る」という行為は、普通であればそう簡単なことではありません。
相手のやりたいことを探り、相手の都合に合わせて予約手配しなければならないためです。
しかしカタログギフトなら、こうした問題はすべてクリアすることが可能。
カタログに記載された「体験メニュー」から、贈られた側が自分で選び、そして自身の都合に合わせて予定を入れれば良いからです。
体験カタログギフトの利用方法は以下のとおりです。
- 【贈り主】
- 1.予算や相手の好みに合わせて、体験カタログギフトを選択する
- 2.カタログギフトの決定と発注、支払いを済ませる
- 3.カタログギフトを、贈り先へと渡す
- 【贈られた側】
- 1.カタログギフトを受け取り、中身を確認する
- 2.掲載されている体験メニューから気になるものを選び、決められた手順でカタログ販売元に申し込みをする
- 3.カタログ販売会社より、各施設の招待券を送付
- 4.必要に応じて、各施設に利用予約をした上で体験
贈る側に必要なのは、「相手の好み」と「予算」について決定すること。
あとは贈られた側が、自分たちの好みや予定に合わせて選べます。
非日常の体験も、双方にとって無理なくプレゼントできるでしょう。
体験の種類は多種多様! 好みのものを選べます

カタログギフトでもっとも気になるのは、「どんな商品を選べるのか」という点です。
体験カタログギフトの場合、商品は「体験」となり、通常よりもさらに「どんなものがあるの?」と気になる方も多いことでしょう。
体験カタログギフトに掲載されている「体験メニュー」には、非常にさまざまなものが含まれています。
以下の例を参考にしてみてください。
- ・全国の温泉施設での宿泊プラン
- ・温泉の日帰り入浴利用プラン
- ・人気レストランでのディナー・ランチ利用
- ・スパトリートメント利用
- ・エステティックメニューの利用
- ・クルーズ体験
- ・写真スタジオにおける写真撮影
- ・動物園・水族館・遊園地などの入園券
- ・ホットヨガレッスン体験
これらの中でも、特に人気が高いのが「温泉宿泊プラン」や「レストランでのお食事プラン」です。もちろん「どこの施設を利用したいのか」は、カタログから自分たちが自由に決定可能です。
非日常の体験をしたい!と思っていても、「なかなかきっかけがない」と思っている方は決して少なくありません。こんな方にとっては、体験カタログギフトが新たなきっかけを与えてくれるケースも多いもの。
癒しの時間を楽しんだり、新たな趣味を発掘したり……楽しみ方は無限大です。
贈り物に悩んだら体験カタログギフトを

体験カタログギフトは、「非日常の経験」を贈る特別なギフトです。
贈るものは「品物」ではなく「経験」ですから、「何も欲しいものがない」ということにはなりません。「物」として家に残すのではなく、「経験」として相手の心の中に残すことで、思い出深いギフトとなるでしょう。
体験カタログギフトを特にオススメしたいのは、このような方々です。
- ・ギフトを贈りたいが、年代が離れすぎていて何を選べば良いのかわからない人
- ・物に対して、あまり執着がない相手への贈り物を選ぶ人
- ・カタログギフトをもらう機会が多い人に向けた贈り物を選ぶ人
これまでのギフトとは違う、個性的な体験カタログギフトに、きっと喜んでもらえることでしょう。
体験カタログギフトは慎重に選ぼう
体験カタログギフトには、これまでのカタログギフトと同じように「掲載されているものの中からお気に入りを探す」という特徴があります。商品を掲載した通常のカタログギフトであれば、大体同じようなラインナップとなっています。
しかし体験カタログギフトの場合は、カタログの種類や価格によって、掲載内容が大きく異なっています。もちろん、カタログに出すお金が高くなればなるほど、選べる体験の内容は充実していきます。あまりにも安いものを選ぶと、贈られた側にとっても「何を選べば良いのかわからない」ということにもなりかねませんから、注意しましょう。
また、体験メニューの質にこだわっているカタログギフトを選ぶという点も重要なポイントとなります。実際にどのような体験メニューが掲載されているのか、事前にチェックしておくことで、失敗も少なくなるでしょう。
また、記載されている体験メニューに「特徴」がある場合、贈る相手に合わせて「特徴」を選ぶようにしましょう。
たとえば、
- ・定年して時間がある相手に、温泉宿泊プランが多く掲載されているカタログを
- ・食べ歩きが趣味のあの人に、レストランでの食事プランに特化したカタログを
- ・小さな子どもがいるご家庭で、「遊び系メニュー」が充実したカタログを
こうした気遣いを実践することで、より相手に喜ばれるギフト選びが実践できます。
まとめ
これまでのカタログギフトとは少し特徴が異なる、体験カタログギフト。
カタログギフトならではの利便性はそのままに、「商品」だけにとらわれないギフト選びを実践できます。
「物」とは違い、「経験」は何度もらっても負担は大きくなりません。
「次はどんな体験をしようかな?」なんて、ワクワクする気持ちもより強まることでしょう。カタログをめくりながら、非日常に思いを馳せる時間も、素敵な贈り物の一つになります。便利なところも多数あるカタログギフトは、もはや「ギフトの定番」です。
メリットが多い分、「特別に欲しいものがない」なんてことにもなってしまいがち。
特に相手が「カタログギフトに飽き飽きしている」「よくもらっている」ことが分かっている場合には、これまでとは一味違う体験カタログギフトを選んでみてくださいね。
温泉でゆったりくつろぐ時間や、大切な人と美味しい食事を楽しむ時間など、相手にとって特別な瞬間をプレゼントできます。